ゼミ・研究指導

ゼミ、研究報告・討論、個別指導は、授業を受けるだけの場ではありません。学生自身が問いを立て、研究を進め、発表と討論を通じて研究を深める場です。

ゼミで行う活動

学部生と大学院生は、研究報告、討論、個別指導を通じて、それぞれの研究を進めます。先行研究の検討から、研究計画、データ収集・分析、論文執筆、研究発表までの一連の過程に取り組みます。

学部生

週1回の学部ゼミ

学部3年生と4年生が合同で、週1回のゼミを行います。学生による発表、参加者全員での討論、研究に関する指導を組み合わせて行います。

学部生

学部ゼミの内容

心理学論文の批判的な読み、研究題目に関する先行研究の検討、ミニ卒業論文の作成、ミニ卒業論文・卒業論文の進行状況の報告、完成した論文の発表を行います。

学部生・大学院生

研究室全体での報告・討論

学年や課程の異なる参加者から意見を受け、研究をさまざまな角度から検討します。

学部生・大学院生

ミニ卒論・ミニ修論・ミニ博論

学部では、3年生の秋学期に卒業研究の練習・予備研究としてミニ卒業論文(ミニ卒論)を始め、1月に完成させます。修士課程と博士後期課程では、研究の節目ごとにミニ修士論文(ミニ修論)またはミニ博士論文(ミニ博論)を作成します。

学部生・大学院生

夏合宿

夏季には、学部生と大学院生が研究課題を検討する合宿を行います。参加は任意ですが、できるだけ参加し、発表や討論に加わることを期待します。

学部ゼミの一年間

3年生・春学期

論文を批判的に読む

心理学論文を批判的に読み、研究の問い、方法、結果の解釈を検討します。

4年生・春学期

卒業研究を進める

卒業研究の研究計画、データ収集・分析、論文執筆を進め、ゼミで進行状況を報告します。

3年生・夏休み

テーマと先行研究を固める

研究テーマを絞り、そのテーマに関する先行研究を検討します。夏合宿では、研究テーマとレビューの内容を報告し、参加者との討論を通じて次の課題を明確にします。

4年生・夏休み

卒業論文の中間まとめを報告する

卒業研究の進行状況、得られたデータや分析、残された課題を中間まとめとして整理します。夏合宿では、その内容を報告し、卒業論文の完成に向けて検討します。

3年生・秋学期

ミニ卒論と卒業研究を始める

卒業研究の練習・予備研究としてミニ卒業論文(ミニ卒論)に取り組み、研究計画、データ収集・分析、執筆を進めます。12月初旬にミニ卒論の第1稿を提出します。

4年生・秋学期

卒業論文を完成させる

卒業研究の進行状況を報告し、論文の完成に向けて検討を重ねます。12月初旬に卒業論文の第1稿を提出します。

1月

完成版を提出し、発表会を行う

3年生はミニ卒論、4年生は卒業論文の完成版を提出します。その後、発表会を行い、研究を進めた過程と得られた知見を振り返ります。

研究テーマの具体例

2021博士論文

論文題目

向社会的行動の発達的変化に対する向社会的動機づけからの説明の試み――児童期後期から青年期初期を対象に――

研究内容児童期後期から青年期初期にかけて、他者を助ける行動がどのように変化するかを、向社会的動機づけに着目して検討した研究です。

2024修士論文

論文題目

自閉スペクトラム症児の情動制御方略とメタ情動との関連―放課後等デイサービスにおける参与観察―

研究内容放課後等デイサービスで参与観察を行い、自閉スペクトラム症児のメタ情動と情動制御方略とがどのように関連するかを検討した研究です。

2025卒業論文

論文題目

学校におけるジェンダーステレオタイプ脅威が女子生徒の学業的自己概念を介して理系志望度に与える影響

研究内容女子生徒が学校で経験するジェンダーステレオタイプ脅威が、学業に関する自己概念の形成を介して理系志望とどう関連するかを、インタビュー調査によって検討しました。

2024卒業論文

論文題目

大学進学にむけての動機づけおよび親の自律支援行動からの学校適応感への影響

研究内容大学進学に向けた動機づけ、親の自律支援行動、および子どもの学校適応感の関係をweb調査により探りました。

研究指導と研究方法

学部生

研究題目

研究題目は、学生の関心を踏まえ、学生と指導教員が相談したうえで決定します。十分な研究指導を行うため、研究室の研究領域に沿った題目に限ります。

学部生・大学院生

研究方法

研究課題に応じて、質問紙調査、実験、面接、観察などから方法を選択します。脳波測定には対応できますが、その他の脳神経指標や生理指標を用いる研究は、現在の設備では原則として実施できません。

学部生・大学院生

研究への支援

研究計画、統計解析、論文執筆については、教員が必要に応じて具体的に指導します。まず自分で調べ、考え、試したうえで、教員やゼミ生と検討してください。

学部生・大学院生

個別指導

学部生には必要に応じて個別指導の時間を設けます。大学院生には月1回を目安に個別指導を行います。個別指導を受ける前に、進行状況、相談したい問題、自分で検討した対応案を整理してください。

学部生・大学院生

出席・締切・連絡

ゼミには全回出席することを求めます。やむを得ない事情で欠席する場合は、必ず事前に連絡してください。発表、原稿その他の提出物の締切も厳守してください。

学部生・大学院生

生成人工知能の利用

生成人工知能は研究や学習の補助として利用できますが、その出力だけに頼って研究や論文を作成することは認めません。出力された情報は原典や信頼できる資料にさかのぼり、学生自身が正確さを確認してください。

大学院での研究

上淵による研究指導は、学校教育専攻/教育基礎学専攻でのみ行います。大学院生は、研究指導・演習を通じて、それぞれの研究課題を検討します。

大学院生

研究に必要な基礎

心理学概論、統計、実験などを確実に学んでいることが必要です。大学院での研究では、これらの知識・技能・経験が不可欠です。

修士課程

修士論文に向けた研究

先行研究の限界や未解決の問題を明らかにし、研究する意義のある問いを立てます。研究目的に対応した方法を選び、実証研究を計画・実施し、修士論文としてまとめます。

博士後期課程

博士論文に向けた研究

独自性と学術的意義のある研究課題を設定し、複数の研究を関連づけながら、一貫した研究を進めます。学会発表、学術誌への論文投稿、博士論文の作成を計画的に進めます。

大学院進学希望者

出願前の連絡

上淵の指導を希望する方は、必ず出願前に連絡してください。事前相談では、研究内容、研究方法、これまでに学んだ心理学と研究法について確認します。

LAB NEWS

研究室の日々

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